【辛口】MMO始めるならFF14一択な理由、及びゲームの問題点を元廃人が解説
ネトゲ界の高学歴高身長高収入
仲間と協力し、何回も失敗を繰り返しながら強い敵を倒すレイドという名の「部活」
それがFINAL FANTASY XIVというゲームです。
この記事の内容
- FF14上位プレイヤー目線での正直レビュー
- こんな人には是非プレイするべきという紹介
自己紹介
- レイドレースで結果を残した
- サービス開始から7年近く最前線でプレイ
- プレイ時間は約600日(14400時間)
- 引退済み
攻略組みたいな感じで7年近く最前線でプレイしてました。廃人でした。
レイドレースってのでそれなりな結果を残しました。レイドレースって何?って人に説明すると、半年に1回ぐらいのペースで強いボスが実装されます。実装されたばかりなので攻略情報なしで攻略するのですが、それを攻略する速さを競います。詳しくは調べて!
ゲーム内でプレイ時間を日数で表す機能があるんですが、それが約600日だったのを覚えています。時間にすると14400時間みたいです。残念ながら、起動してるだけでもプレイ時間を稼げるゲームなので正確なプレイ時間ではありませんが、7年間自由に時間使えた中でやってたので妥当だと思います。
ですが、書いてる本人は引退済みです。ごめんね!でも素晴らしいゲームってことを伝えたいんで書きます。
FF14に7年近くの人生捧げた人間の感想だと思って読んでもらえたら嬉しいです。
ストーリーや世界観などのありきたりなことは書きません。他でいくらでも書かれています。
主にレイドのことを書きます。レイドが大好きでやってきていたので。
万人向けな内容ではないです。
7年やってきた上でわかった、深いところを伝えられたらなと思います。
なぜFF14は人気なのか
最初に、FF14はネトゲ界の高学歴高身長高収入だと表現しました。
絵に描いたような超優秀イケメンなんです。
それはなぜか?
運営が優秀すぎるからです。
優秀すぎて、現状ネトゲを何するか?となったらFF14一択になっています。
私は過去に、ドラクエ10やPSO2などもプレイし、そこそこやりこんでいました。他にも、数々のネトゲを有り余った時間でプレイしていました。
ですが、どれも粗が見えるんです。
- コンテンツが乱雑に溢れすぎて何をしたらいいかわけがわからない。
- 運営がやらかしまくって常に炎上している。
- 不便だな、と思うシステムばかり。それもなかなか改善されない。
- 1回離れたらなかなか追いつけない。結果、ゲームに縛られるか引退するしかない。
- そんな印象を持たれているので新規がいない。
一方、FF14はどうでしょう!
- やりたいことに向けての導線がわかりやすい。
- 新規プレイヤーでもすぐ既存プレイヤーに追いつける。
- 半年や年単位で離れているプレイヤーでもすぐ追いつける。
- ユーザーに指摘された改善点は次パッチで修正される。
- それどころか、他のネトゲにはない画期的なシステムを実装してくれる。
一度FF14の親切さを経験してしまえば、他のネトゲができません。
私が一番このゲームすげえわって思ってることは、「新規プレイヤーでもすぐ既存プレイヤーに追いつける。」、「半年や年単位で離れているプレイヤーでもすぐ最前線に追いつける。」という部分です。
そもそも、FF14は最新のコンテンツを遊んで欲しいというコンセプトが強く見えます。そのため、新規に始めても、既存プレイヤーに追いつくまでの道中がとても美しく整理されています。
他にも、基本的なシステム面で不便を感じることが全くなく、全体的に便利すぎます。不便だと指摘された部分はネトゲの中でもかなり早く修正されます。
他のネトゲでは、「ここが不便だから改善して欲しい」と声が上がっても、「俺らは新しいコンテンツを作るので忙しいんだ!それぐらい我慢しろ!」ってスタンスの運営が多い印象でした。結果、それに呆れた人がどんどん離れていき優秀なFF14に流れていきます。
人が減ってからサービス初期から指摘されていたような不便なシステムを焦って修正するも時既に遅し。そんなネトゲを数多く見てきました。
今では当たり前である「リスタート時リキャリセット」、「鯖間PT募集」、「忍者印ラグ改善」などなど...当時これらが実装されたときは冗談抜きで感動しました。神ゲー、一生吉田に着いていくとか言ってました。いつかFF14改善されて感動したシステムリストとか作りたいFF14老害です。誰か代わりに作ってもいいよ。
このように、遊んでくれているプレイヤーの皆さんが快適に遊んでもらえるように、という工夫が至るところになされています。
ネトゲで一番人気なのも、なるべくしてなった、という感じです。
「部活」である高難易度レイド攻略の楽しさ
FF14が他のネトゲに無い特徴として、「レイド」と呼ばれる学生時代の部活を思い出すかのようなコンテンツがあります。
私はこれが楽しすぎて、7年という人生の時間をFF14に費やしました。
具体的に説明すると、8人で協力してめちゃくそ強いボスを倒すことが目的です。
そのボスがそれはそれはめちゃくそ強くて、そこらへんのみんながおててつないで一緒にゴール!わーいよかったねー!ってゲームとは一味違います。
自分だけが上手くてもクリアできない。どうすればクリアできるのか?という試行錯誤。メンバーとの話し合い。「こうしたほうがいいんじゃない?」「いや、こうするのがいいと思う!」
そうやってメンバー同士でやり方を擦り合わせ、何回も何回もトライアンドエラーを繰り返し、今日はこれラストにしよっかーというリーダーの掛け声と共に挑んだラストトライで遂にクリアすると...
「よっしゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
という音割れで誰が何を言ってるのかわけがわからないけどとりあえずなんか騒いどけ、と鳴り響くボイスチャット音。
それがFF14のレイドです。
それだけの達成感があります。それだけの人間ドラマがあります。
私はこれに惹かれてしまい、レイド中毒になりました。
他のネトゲじゃこれだけの達成感は味わえません。
そんなFF14が抱える問題点
■誰もがレイドを楽しめるかというとそんなことはない
なんか目を通した感じレイドっていうの?めちゃくちゃおもしろそうじゃーん!って思ってもらえたら幸いです。
ですが、誰もがこんな感じで楽しめる神ゲーかというと残念ながらそうではありません。
きっとこれを読んでる既存プレイヤーの方の中では、こう思う人もいるでしょう。
「いやいや現実は下手くそが一生足引っ張ってクリアできないよw」
「俺は仕事の関係上固定は組めないし、なんならボイスチャットもできないんだが?」
「いざ固定を組んでもトラブルが絶えないし、めんどくさい人間関係に疲れたよ」
その通りです。こう言われたら否定できません。
パーティー内でのプレイヤースキルに差があると(ここ重要)、ギスギスしてしまうのもその通りですし、固定パーティーを誰でも組めるかと言ったらそうではないのも事実です。
いざ固定を組んでも人間関係のトラブルが後を絶たない...痛いほど身の回りで耳にしてきました。
■野良では限界がある
固定パーティーでしかレイドは攻略できないのか!?と言ったらそんなことはありません。コミュ障ぼっちでもPTを組みやすいシステムが用意されています。
ですが、一部野良で攻略することをそもそも想定していないような最難関コンテンツもあります。正直エンドコンテンツは固定推奨ゲーです。
野良でも遊べます。が、自分のプレイスタイルに合ったコミュニティに属した方がより楽しく遊べます。これはガチ層もライト層も一緒です。
野良で遊ぶなら、自分が不特定多数の人とPTを組むという自覚を持って挑んだ方が、自分のためにも、一緒にPTを組む人のためにもなります。
私は固定を組むことを推奨します。
■だがコミュニティトラブルがめちゃくちゃ多い
「快適に遊ぶには固定を組めばいいんだな!?よし、固定を組んだぞ!これでぼくも快適なFF14ライフだ!」
そう簡単には行かないのがネトゲのコミュニティ。
FF14、主観ではありますがどのネトゲと比べても対人関係のトラブルがめちゃくちゃ多いゲームのように感じます。
- 意見の食い違い
- ツイッターでの晒し合い
- 固定のルールを守れない
- 遅刻常習犯
- 男女トラブル
- 方向性の違い
などなど...数えきれないぐらい見たし、自分のコミュニティでも起こったし、自分でも起こしました。ごめんなさい。
快適に遊ぶにはコミュニティに属さないといけない、だがその後も大変なのがFF14。
もちろん、そこらへん上手くやってるコミュニティも沢山ありますし、トラブルを乗り越えてこそよりよい関係が築けるという見方もできます。
何が言いたいかって、俺みたいな引きこもりコミュ障には正直辛いよこのゲーム。
逆にリアルでも友達いっぱいのコミュ強が強いゲームです。
というか、そういう人がコミュニティに1人でもいないとやっていけない。全員俺みたいな誘われ待ち引きこもりコミュ障陰キャじゃ無理。
■パッチとパッチの間は虚無
コンテンツ消費型MMOなので、コンテンツを消費する→次のコンテンツが実装されるのを待つという流れが出来上がります。
私のような時間余りまくったニートだけではなく、周りの社会人ですらこうなっていました。
結果、アプデが来たときだけ触る→終わったら別ゲー→アプデが来たら触る...というループをしてた人が多い印象でした。
裏を返せばゲームに縛られにくいです。メリットに感じる人間の方が多いかもしれない。ニート廃人には物足りないゲーム。
■やってることは毎回同じことの繰り返し
「定食ゲー」なんて私がやってた頃は言われていました。今も変わらないと思います。
偶数パッチは零式レイド、奇数パッチは24人レイド+たまに「絶」という一番難しいレイドを実装することを繰り返しています。
当然、ここに+αで新規コンテンツがいくつか追加されます。
でも、大体のルーティンワークは同じです。
その為、戦闘民族と呼ばれる戦闘コンテンツにしか興味ない人は零式と絶の攻略を終えたら休止、また実装されたら復帰、みたいなことを繰り返しています。
「あれ?このゲーム同じことの繰り返しじゃない?」
ですが、逆に言えば「面白いコンテンツが決まった周期で必ず実装する」という見方もできます。ここらへんは考え方次第です。実際これのおかげで成功してるんだと思う。
俺は7年同じことしてたらどんなに面白くてもさすがに飽きた。
■半当たり前である「ACT」及び「FF Logs」の存在
国内のネトゲやソシャゲしかやったことがない人間ならビックリすると思います。
「ACT」と呼ばれる外部ツールがユーザー間では半当たり前に使われています。
主な使われ方は、ゲーム内では見えない自身の火力、いわゆるDPSを見ることができたり、ギミックをツールで読み上げさせ、介護してもらえます。
レイド固定に入ると全員使ってます。使ってない方が少ないです。
ツールはPCしか使えません。PS4キッズだった私はパパとママに土下座してPC買ってもらいました。パパママありがとう。
それに加えて、「FF Logs」というDPS数値の高さで競うランキングサイトがあります。非公式である外部サイトです。
これらの外部ツールと外部サイト、正しく使う分にはとても便利で素晴らしいものなんですよ。
自身のプレイヤースキル向上を図ることができるんですから。
ですが、皆が皆正しい使い方をしてるかというとそんなことはありません。
下手な人を叩く目的で使われてる方が目立ってるというのが現実です。
これらの外部ツール、言ってしまえば自分が上手いのか、下手なのかがわかりやすく表面化することができます。
結果、表面上では「無事クリアできた!よかったねー!」で終わっても、裏では「こいつ灰色w火力低すぎw」と、ツイッターで晒す輩が目立ちました。
ですが、私のようなFF14に人生かけてた人間にとっては、それらの外部ツールがあることでよりFF14を楽しく遊べたのも事実です。
Logsがあったからこそ、タイムアタックが一つの遊びとして成り立っていました。Logsがなかった頃は極一部のオタクのお遊びでしかなかったんですから。イムドゥグドTAとか懐かしいなあ。
それに加え、上位勢のスキル回しが可視化され、全体的なプレイヤーのプレイヤースキル底上げに繋がったと私は思っています。
ただレイドをクリアするだけで終わりではなく、各レイドボスに合わせた最適なスキル回しを追及する火力詰めなども流行りました。
こうした、ユーザーにとっての遊びの幅を広げたのも事実です。
でも元PS4キッズだった自分には、PCでしか使えないツールをみんな当たり前のように使ってることにはあんま納得できなかった。
ちなみに言えば最終的にはACTとかLogsとかどうでもよくなった。数字でマウント取る奴ら見ても、若いねぇ~って感想しかでてこないFF14おじいちゃんになってた。FF14プレイヤーは算数が大好き。
こんな人にFF14をオススメしたい
- コミュ強陽キャ
- 学生時代の部活に憧れ持ってる人
- メンタル強い人。及びメンタル鍛えたい人。
- LOLやApexといった競技性が高いゲームで疲れたけどそこそこやりごたえあるゲームしたい人
- ソシャゲランカーだけどスマホでポチポチ飽きてきた人
なんだかいろいろ不満たらたら書きましたが、これらに一つでも当てはまる人はFF14を楽しめる素質があります。
「なんだか難しそうなゲームだなあ~」って印象があるかもしれませんが、必要なのは「コミュ力」・「メンタル」・「義務教育までの計算能力」だけです!これさえあればとりあえず楽しめます。逆にこれら3つが本当に重要です。
さっさと無料体験版であるフリートライアルをダウンロードしよう!
補足しておくと、世にはLOLやApexといった「競技性が高いゲーム」と、あんま大声では言えませんが誰でも時間を掛ければ強くなれる「ゲーム性がないゲーム」の2つがあります。
FF14は、ちょうどこの中間に立つゲームだと思っています。難しいゲームに疲れた人、ソシャゲに飽きた人が行きつく先がFF14。
ソシャゲしかやってこなかった人間は、あまりのゲーム性の高さに感動します。なぜ俺は今までソシャゲとかいうのに金と時間を費やしていたんだ?と目が覚めた人を何人も見てきました。
競技性が高いゲームで疲れた人にとっては、難しすぎず、優しすぎないちょうどいい難易度のゲームだと思います。実際、私のように音ゲーそこそこやりこんだけどもどうしてもトップになれなかった人間が、FF14ではトップレベルになることができました。そもそも比較対象のゲームジャンルが違うと言われればそれまでですが。
まとめ
FF14は神ゲーです。これ以上優秀なネトゲがあるかと聞かれたらありません。だからネトゲで現状トップなんですから。
ですが、人間関係のトラブルがほんとに多いゲームだと思います。
「そんなの毎日上司に怒られても平気な俺のメンタルなら余裕だぜ!」というそこのあなた!
エオルゼアが待っています。FF14では、そんな強靭なメンタルの持ち主を常にお待ちしています。
私はこのように、とても人を選ぶゲームだと思います。合う人にはとことん合う、でも、合わない人には全く合わない。私みたいな人にははまりすぎて戻ってくるのが大変になるぐらい楽しすぎるゲームです。
※人生FF14に費やしてた一部のキチガイの感想ということを忘れないでください。当然、ここで書いたことだけがFF14じゃないよ!でも、俺がやってたのはこういう世界だったっていう個人の感想です。
多分ありそうなQ&A
Q.この記事書いた目的何?
A.人生犠牲にしてでもやってた大好きなゲームだったんで、そういうプレイヤー目線の意見を必要とする人に届いたらいいなと思って書いた。少なくとも俺が新しいゲームをプレイしたい時、「俺このゲームで人生めちゃくちゃになりましたw」っていうぐらいやりこんだ人が書く尖ったレビューの方が参考になる。
Q.長い。読みづらい。文法おかしい。
A.ごめんね。学校いかないでずっとゲームしてた引きこもりなんだ。でも大好きなゲームのことを正直に書きたかったんだ。見苦しいかもしれないけど、読んでくれてありがとう。
Q.〇〇の××はおかしい!俺の言うことの方が正しい!
A.俺もそんなつもりで書いてる。感じ方は人それぞれだし、何が正解か正直わからないのも取り上げてる。でも、俺はこう思ったってのを書いてる。明らかにここはおかしいですデータズラーって指摘して頂ければ修正します。基本的なことは変わってないと思うけど、引退して1年ぐらい経ってから書いてるのでそこらへんの変化は知りません!ほとんど主観で書いた意見なのはその通り。でも、それがレビューってもんじゃない?
Q.ほんとに上手かったの?
A.引退した今でも絶バハと侵攻4層と極タイタンはタイムライン最初から最後まで全部コールできる自信ある。
Q.なんで引退したの?
A.楽しかったけど目標がなくなったから。一度レイドレースを経験してしまうと、それ以外価値なくね?って思い始めた。そのあたりで現実を疎かにできなくなってきて、攻略から身を引いたら急にどうでもよくなった。
あと、さすがに遊び尽くしすぎた。もう何で遊べばいいんだよ状態になっててかなり飽きてた。あれだよ、どんなに好きな恋人でも四六時中一緒にいれば飽きるのと同じだよ。惰性で続けるのもどうかと思うし、キャラデリしてスッキリした。
今でもレイドレース配信だけは見てるけど、見ただけで自分ではやりたいとは思わないくらいには飽きた。
Q.お前どこどこ鯖の〇〇だろ?
A.多分そう。でも、あの世界の俺は消えたんだ。